PROFILE

武庫川女子大学 人間関係学部卒業。ジュエリー業界で販売スタッフから統括マネージャーを経て、企画、MDに携わる。その後もジュエリーブランドのデザイナーとしてジュエリーや雑貨などのデザインを手がけ、2013年にフリーのデザイナーとして独立。2015年5月に株式会社SNCに入社。現在、マーケティング・コンサル事業部に席を置くデザイナーとして、すべての事業部に関わるデザインのほとんどを任されている。

与えてもらったチャンスに
身を投じようと、面接の5日後には上京

前職は、大阪でフリーのデザイナーとしてデザインを受けていました。グラフィックやウェブ、パッケージなどのデザインがあるなかで、一番好きだった仕事が、クライアントのアイデンティティーを引き出したり、ブランドアイデンティティーをカタチにしたりすることでした。そういう仕事に関わらせてくれたのが現在の上司です。毎回、納期が厳しいうえに、携わったことのないような案件ばかりでしたが、その方の顔をつぶさないためにも、自分の勉強のためにも、さまざまな依頼に必死に応えていました。
あるとき、「いいアイディアセンスもあるし、時間がもったいないし、面倒くさいからいっしょにやらない?」と言ってもらったのが、入社のきっかけです。もっと濃厚な仕事がしたいと思っていたときでもあったので、自分を成長させるためにも、このチャンスを活かし、ここに身を投じてみようと思い、社長と会った5日後には、大阪から東京に引っ越していました。

右脳も左脳も限界まで使って考える。
それが今の私のやりがい

私が所属しているのは、マーケティング・コンサル事業部になりますが、基本的にデザインに関することは私が担当します。コンサルを含むビジネス提案の場合は、デザインだけではなく、クライアントがどんなことをしたいのか引き出すための企画アイディアを、言葉ではなく、目で見て理解してもらえるよう作成します。また、ある企業からブランディングのオファーがあれば、ビジネススキームを形にすると、こんなブランドイメージになって、ロゴはこんな感じになりますといった提案をします。ほかにもインバウンド事業部でオリジナル商品の開発を行う際のパッケージデザイン、扱っている商品の販促物など、社内で必要となるデザインのほとんどを担っています。しかもクライアントから案件が来て1週間でプレゼンが当たり前なので、「今日は暇」という日は1日もないです。短期間のリサーチで多くのアイディアを返さなければならないので、右脳も左脳を限界まで使って考えます。正直とてもしんどいですが、それがやりがいになっています。思ってもいない方向から聞いたこともないビジネスがやって来る楽しさと、そういった案件に携われるワクワク感があります。

個性的かつ機敏で堅実な
アイデンティティーデザイナーを目指して
かつて私がいた会社もそうでしたが、せっかくいいアイディアが生まれても、どんどん消えていってしまう理由は、上司の決断が遅かったり、実行に移せる人がいないことが大半です。その点、この会社は社長の決断が早く、社員の実行がとにかく早い。スピードだけでなく、内容も他と違います。しかも、実現に向けてさまざまなジャンルのキーマンと直でビジネスが動くのはとても魅力的です。
この会社の人たちはみんな個性的で、働き者。手を抜くような人は一人もいません。それぞれが自信を持って入ってきていますし、初めて携わることに対しても、ひとりひとりが相当勉強しています。そういう人たちが集まっているからこそ、刺激にもなりますし、自分も成長できるのだと思います。
入社前から、「この仕事だったら粟井さんがいいよね」と言われるようになりたいと思っています。個性的かつ機敏で堅実なアイデンティティーデザイナーを目指し、将来は小さな会社を立ち上げたいと思っています。